1.変数を使おう

**変数(へんすう)**を使うと、図形を自動で動かしたり、いろんなことができるようになります。

2.変数とは

変数というのは、その名のとおり中身が変えられる数のことです。

int x = 10;
println(x);
x = 24;
println(x);

int x = 10; で、**xという名前の変数を作り(変数の宣言といいます)、同時に中身に10を入れています。そのあと、中身を24**に変えています。

変数の名前は**xでもaでもtentoでもTENTOでもなんでもかまいません。わかりやすい名前にしましょう。ただし、数字で始まる名前や、すでにProcessingの文法で使われている単語(intfloat などの型名そのものの単語 やif** など 構文で使われる単語など)は使用できません。

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3.変数の型

上のプログラムの**int**(イント)というのは、この変数xの種類で、「整数」であることを意味しています。このような変数の種類のことを、プログラミングでは「型」といいます。Processingでは、変数を使うとき変数の「型」を決める必要があります。

以下はProcessingで決められている主な型です。変数は宣言したときの型と、代入するデータの種類が合ってないとエラーになります。ただし、float型の変数に整数を代入してもエラーにはなりません。例えば整数10を代入しても、自動的に10.0として扱われます。

種類 値の例 内容 読み方
String "tento" "name" 文字 ストリング
int 0 6 100 -12 整数 イント(integerインテジャーの略)
char 'a' 'Z' 文字 チャー(characterキャラクターの略)
float 1.2 0.445 小数付き フロート
boolean true false 真偽値 ブーリアン

型をどうやって決めるか?

変数に代入するデータがどんなデータかで決めます。たとえば、0→2→3→…と数をカウントするために使うのなら、整数データを入れる**int**型が良いでしょう。

また、ellipse() や**rect()**で指定する座標や大きさは、元々float型 と決まっています。

Processingの各命令についてはリファレンスで確認できます。

ellipseについてのリファレンス

https://processing.org/reference/ellipse_.html

4.代入

Processingでは、**=は「同じ」という意味ではありません。右のデータを左の変数に入れるという意味です。これを代入(だいにゅう)**といいます。